洗濯物を取り込んだら虫がついていて悲鳴を上げてしまった…なんていう経験を持つ方も少なくないのではないでしょうか。せっかく洗って綺麗にしたのに、虫に臭いをつけられたり汚されたりしてはたまったものではありません。
目次
カメムシ・ユスリカ・ハチに注意
カメムシに注意!
洗濯済みの服を着たら何故かものすごい異臭が…それは洗濯物の中にカメムシがいたからかもしれません。カメムシは一度臭いが付いてしまうと洗ってもなかなかとることができないくらいの異臭を放ちます。
カメムシは寒さに弱く、特に気温の低くなる秋口になると日に当たって暖かくなっている洗濯物に暖を求めてやってくることがあります。
ユスリカに注意!
ユスリカは一見すると血を吸う蚊によく似ていますが、実はハエの仲間です。池の近くや川沿いなどに柱状に飛んでいるのを見かけることがありますが、この蚊柱は一匹の雌と多数の雄で構成されていて、交尾をするために集まっています。
風の弱い日の夕方に特に多く、洗濯物に止まったユスリカを下手に払ってしまうと洗濯物が汚れてしまって不快な思いをすることがあります。
ハチに注意!
ハチは洗濯物の洗剤の匂いにつられてくることがあります。ハチは巣内では糞をせず、必ず巣外で用を足しますが、餌場と巣の間にある白いモノに狙いを定めて糞をします。
白い洗濯物に糞をつけることも多く、一度ついた糞が乾くとこびりついて取れにくくなってしまいます。
布団の取り込みに注意しよう
時間帯に気を付ける
害虫を洗濯物につけないための一番の対策は、外干しをしないことですが、天気のいい日はやはり外に干したいですよね。
カメムシは日中暖かいうちは洗濯物にくっついていますが、日が暮れて気温が下がると多くのカメムシは洗濯物から離れます。そのため暖かいうちに取り込むよりも気温が下がってから取り込む方が、カメムシが洗濯物から離れている確率が高くなります。
ユスリカは夕方に発生するため、ユスリカ被害に悩んでいる場合はなるべく早い時間帯に洗濯物や布団を取り込むようにしましょう。あまりにも大量に発生しているときは、部屋干し対策するほうが無難です。
布団を取り込むとき
布団にカメムシやユスリカ、ハチなどがついたまま取り込んでしまって大変な思いをする…ということはよくあることです。布団を取り込む際は、虫がついていないかしっかりと確認してから取り込むようにしましょう。
布団にカメムシの臭いがついてしまうと、睡眠中にも苦痛を感じることになってしまいます。カメムシが付いてしまった場合、カメムシを刺激すると臭気を放ってしまう恐れがあるのでカメムシの周りをはたいて追い払うようにしましょう。
またユスリカも直接払うと布団が汚れてしまうため、周囲を叩いて追い払うようにしましょう。
ベランダの虫対策3つ
白に注意!色について
カメムシは白いものに集まる習性があるため、カメムシの発生する時期だけは白い洗濯物は家の中で干すようにするとよいでしょう。布団を干す際も、柄物のカバーなどをつけるようにするとカメムシが付きにくくなります。
またハチも白いものに狙いを定めて糞をする習性があるので、白以外のカバーを使うようにしましょう。
害虫除け
窓やシャッターなどにあらかじめ虫を寄せ付けないスプレーをすることで、虫の寄り付きにくいベランダにすることができます。また害虫の嫌う匂いで対策することもできます。
物干し竿につるすタイプの害虫除けや、虫の嫌うハーブ類などを植えて置いて虫除けするという選択もあるので、試してみるとよいでしょう。
害虫駆除
洗濯物や布団などにカメムシやユスリカがついてしまった場合、慌てて手で払うと臭いが付いてしまったり汚れてしまったりすることがあります。この場合、凍るタイプの殺虫剤を使用するとよいでしょう。
殺虫剤を使用することに抵抗があるのであれば、根気が必要ですがペットボトルなどですくうようにすると、一匹ずつ駆除することができます。
まとめ
ベランダの虫対策についてまとめてみました。
せっかく気持ちよく洗濯したのですから、家の中にまで不快害虫を持ち込みたくはないですよね。嫌な思いをせずに済むよう、できる対策はしっかりと行いましょう。